フェナス石 Phenakite

フェナス石 Phenakite Phk 

Be2(SiO4);三方晶系 (フェナス石グループ) 

IMAステータス:"Grandfathered" (IMAが設立された1958年より前に発見された有効な種) 

別名:フェナク石 

鉱物名: 

模式地:Izumrudnye Kopi area, Malyshevo, Sverdlovsk Oblast, Russia 

模式標本: 

原記載: 

  • Kongliga Svenska Vetenskaps- Akademiens Handlingar (1833), 160



広島県三原市 三原鉱山 (Mihara mine, Mihara, Hiroshima Prefecture).FOV ~3.2 mm.

 切断面.蛍石を含むモンゾニ岩中に無色の粒状をなす.



文献 

  1. 青木義和・肥田 昇・前田憲二郎 (1974) 広島県三原鉱山産デーナ石およびフェナス石.鉱物学雜誌,12,34-44.https://doi.org/10.2465/gkk1952.12.34
  2. 青木義和・肥田 昇 (1974) 広島県三原鉱山のベリリウム鉱床の地質と鉱床の成因.鉱山地質,24,201-211.https://doi.org/10.11456/shigenchishitsu1951.24.201
  3. Physics and Chemistry of Minerals 13 (1986), 69 (IMA第二文献)


Rare minerals Research, Kyoto

大西政之 (おおにしまさゆき) 大阪府生まれ,京都市在住,金属メーカー勤務. 鉱物を集めたり,調べたりしています. 興味のある分野は鉱物科学 (とくに記載鉱物学) で,希産鉱物の物理的化学的性質・生成条件などの解明を目指しています. 古典的な鉱物標本にも関心があります.