シュツルンツ石 Strunzite

シュツルンツ石 Strunzite 

Mn2+Fe3+2(PO4)2(OH)2 · 6H2O;三斜晶系 (シュツルンツ石グループ) 

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鉱物名: 

原記載: 


 シュツルンツ石は鉱物の体系的な分類を行ったことで著名なドイツの鉱物学者,カール・ヒューゴ・シュツルンツ (1910-2006) にちなんで命名された鉱物である.原産地はリン酸塩花崗岩ペグマタイトで知られるドイツ・バイエルン州のハーゲンドルフ.



兵庫県神戸市西区平野町堅田 (Hirano-cho Katada, Nishi-ku, Kobe City, Hyogo Prefecture).FOV ~2.9 mm.

 神戸市西区では,大阪層群の粘土層に含まれる藍鉄鉱ノジュール中に黄褐色の針状結晶をなして希に産出する.



Rare Mineral Research

大西政之 (おおにしまさゆき) 大阪府生まれ,京都市在住,金属メーカー勤務. 鉱物を集めたり,調べたりしています. 興味のある分野は鉱物科学 (とくに記載鉱物学) で,希産鉱物の物理的化学的性質・生成条件などの解明を目指しています. 古典的な鉱物標本にも関心があります.