Claraite クララ石 Clar
(Cu,Zn)15(CO3)4(AsO4)2(SO4)(OH)14·7H2O;三斜晶系
IMAステータス:"Redefined" (IMAが設立された1958年以降に再定義された有効な種)
鉱物名:産地 (クララ鉱山) にちなむ.
模式地:ドイツ,バーデン=ヴュルテンベルク州,フライブルク,オーバーヴォルファッハ,クララ鉱山
模式標本:ドイツ・シュトゥットガルト大学;米国・国立自然史博物館 (148464)
原記載:K. Walenta (ドイツ・シュトゥットガルト大学),P.J. ダン (米国・国立自然史博物館)
- Walenta, K. & Dunn, P.J. (1982) Clarait, ein neues Karbonatmineral aus der Grube Clara (mittlerer Schwarzwald). Chemie der Erde, 41, 97-102 (IMA第一文献).
原記載で提案された理想式は (Cu,Zn)3(CO3)(OH)4·4H2Oであったが,Biagioni & Orlandi (2017) によって (Cu,Zn)15(CO3)4(AsO4)2(SO4)(OH)14·7H2Oに修正された.
栃木県日光市 足尾鉱山 (Ashio mine, Nikko, Tochigi Prefecture).FOV ~3.6 mm.
水亜鉛銅鉱に似ているが,それよりも濃い色調のようである.
文献
- Biagioni, C. & Orlandi, P. (2017) Claraite, (Cu,Zn)15(AsO4)2(CO3)4(SO4)(OH)14·7H2O: redefinition and crystal structure. European Journal of Mineralogy, 29, 1031-1044.
0コメント