塩化アンモン石 Salammoniac

塩化アンモン石 Salammoniac Sam

(NH4)Cl;等軸晶系 

IMAステータス:"Redefined" (IMAが設立された1958年以降に再定義された有効な種) 

鉱物名:古代エジプトで製造されていたことから,ギリシア語の “アンモンの塩” にちなむ. 

模式地:イタリア 

模式標本: 

原記載:G. アグリコラ 

  • Agricola, G. (1556) Sal-ammoniac. in De Re Metallica Libri XII (IMA第一文献). 

北海道三笠市幾春別 (Ikushumbetsu, Mikasa, Hokkaido).FOV ~11 mm.


文献

  1. Sirdeshmukh, D.B. & Deshpande, V.T. (1970) X-ray measurement of the thermal expansion of ammonium chloride. Acta Crystallographica, A26, 295. https://doi.org/10.1107/S0567739470000700 (IMA第二文献)


Rare minerals Research, Kyoto

大西政之 (おおにしまさゆき) 大阪府生まれ,京都市在住,金属メーカー勤務. 鉱物を集めたり,調べたりしています. 興味のある分野は鉱物科学 (とくに記載鉱物学) で,希産鉱物の物理的化学的性質・生成条件などの解明を目指しています. 古典的な鉱物標本にも関心があります.